メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

コロナ変異株EG.5が急拡大、秋に接種始まる新ワクチンの効果は?:ナショナル ジオグラフィック

地方の隅々までワクチンを届けるインドの医療従事者

インド、カシミール地方の都市スリーナガルの南西に位置するトサマイダンの牧草地で、ナジル・アーメドが羊飼いや遊牧民を探す。手に提げているのは新型コロナワクチンの入った保冷ボックスだ。ウイルスの拡大を食い止めるため、医療従事者は辺境の村にも入る。アーメドは6人の同僚とスリーナガルから車で3 時間走り、さらに徒歩でここまでやって来た。彼らは4時間歩き回り、10人以上にワクチンを接種できた。(写真 = ダール・ヤシン、AP PHOTO)

 

 

「どの派生型も甘く見てはいけません」と戒めるのは、カナダのサスカトゥーンにあるワクチン・感染症機構(VIDO)のウイルス学者、アンジェラ・ラスムッセン氏だ。

ラスムッセン氏によれば、一般にリスクが高いと考えられる免疫不全や基礎疾患がある人、未接種または追加接種を受けていない人の場合、EG.5のような感染力が強い変異株でリスクが高いことに変わりはない。たとえば、ニューヨーク市保健精神衛生局のデータによると、同市では入院患者が増加しているが、その大半はワクチン接種を受けていない。

 

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