命の記録(メイの記録)

感銘を受けたこと・世界情勢・情報戦サバイバル

「トランプの最大の敵は、トランプ(自身)」

先日の報道番組で、在日米国人が、そう語っていました。
まさに、その通りだと思います。

 

トランプ氏曰く:
(カマラ・ハリスによって)あなた方全員が共産主義体制に放り込まれることになる。誰もが医療を受けられるシステムに放り込まれることになる。

Trump: 
You're all going to be thrown into a communist system. You will be thrown into a system where everybody gets health care.

 

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誰もが医療を受けられるシステムが共産主義でしょうか?

 

英国や、その植民地だった国々では、貧乏な外国人旅行者であっても無料で診療を受けられる病院があり、無料でワクチン接種を受けられる機関があります。

社会主義共産主義ではない国々です。

 

逆に中国共産党政権下では、自国民でさえ必要な医療を受けられないほど格差の大きな権力構造が存在します。

 

トランプ氏が好む、勝ち組だけが必要な医療を受けられるシビアなシステムこそ、共産主義者を増やしていくのではないでしょうか?

 

トランプ発言へのコメント
  「医療を受けるべきではない人って誰ですか?あなたは誰を滅ぼしたかったの?」
  Who shouldn’t get health care? Who did you want to perish.

 

そもそも、国民皆保険を目指すことは、共産主義でしょうか?

政治制度以前に、思想の相違以前に、基本的な人道問題ではないでしょうか?

衛生環境を整える必要性に対し、イデオロギーを持ちだして介入するのは、妥当で科学的でしょうか?

 

イデオロギーを持ち出したいのなら、香港の民主化運動に対して、持ち出すべきでしょう。しかし彼は、大統領の時に、そうしなかった。

中国と香港と、イデオロギー問題ではなく、人口の多さで中国優先、香港切り捨てを彼は選んだのです。カルト教祖が、質ではなく数字に固執し、専ら大きい数字を好むように。

 

老いぼれバイデンは早く退陣すべきと言っておきながら、連邦最高裁の判事達には任期や定年が無く、生涯制度であり、それを変えることには猛反対するトランプ氏。

 

そうした二枚舌の姿勢が、彼自身の評価と運勢を落としています。

 

カルト教祖の最大の敵は、カルト教祖自身、それと、どこか似ています。

しかし人は、とかく責任転嫁しがちです。

自ら招いた結果を、反省するどころか、自身への迫害として被害者を演ずることは、カルト教祖や独裁者達の常套手段です。
そうした姿勢が、ますます評価と運勢を落としていきます。