メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

コロナウイルス スイスの状況

Coronavirus: the situation in Switzerland

www.swissinfo.ch

 

新型コロナウイルスや、他の呼吸器ウイルスがスイスで再び流行しており、病院が圧迫されている。連邦公衆衛生局(FOPH)によると、スイスは新型コロナウイルス感染症の猛威の真っただ中にある。

現在スイスで最も広く流行しているのは、新型コロナウイルスであり、次いでライノウイルス、RSウイルス、インフルエンザであると12月13日に発表された。

スイスの連邦公衆衛生局(FOPH)と連邦ワクチン接種委員会(FCV)は、脆弱な人々がこの秋から冬にかけて新型コロナウイルスのワクチン接種を受けることを推奨している。

これには、65歳以上の人、持病やダウン症のある16歳以上の人、持病のある妊婦が含まれる。コロナウイルスは流行し続けており、脆弱な人々に重篤新型コロナウイルス感染症を引き起こす可能性がある。
危険因子が存在しない場合、重篤な疾患を発症する可能性は低いが、有償でのワクチン接種は可能。

BA.2.86と呼ばれる高度に変異した新型コロナウイルス変異株が、スイスや他の数ヶ国の廃水から検出され、WHOによって厳重に監視されていることが8月25日に発表された。 

人口870万人のスイスでは、新型コロナウイルス感染症に関連して1万4100人以上が死亡した。
人口の約69%がワクチンを2回接種している

現在流通している新たな変異株は、集団が獲得した免疫を部分的に逃れることが可能な新たな変異をしている。

さらに、ワクチン接種(または感染歴)による防御は、時間の経過とともに徐々に低下する。これら 2 つの要因に、屋内空間での接触の増加が加わるため、この秋から冬にかけて感染者数が増加すると予想される。

スイスの人口の約97%(870万人)がワクチン接種や感染によってウイルスに対する抗体を得ている。しかしコロナ後遺症の症状は、疲労、精神的ストレス、息切れ、味覚と嗅覚の喪失、集中力と記憶障害、胸痛やその他の痛みで、引き続き問題を引き起こしている。

長期的には、新型コロナウイルスは消滅しない可能性が最も高く、将来的には、季節的な波が発生して流行する可能性が高いと政府は述べた。

 

2022年2月17日以降、バー、レストラン、スポーツ施設、劇場、コンサートホール、その他の屋内会場に入る際に、新型コロナ証明書(感染証明かワクチン接種証明)を提示する必要がなくなった。また、私的な集まりの規模に関しても、制限はなくなり、大規模イベントの許可を申請する必要もなくなった。

2023年9月から、スイスで新型コロナ証明書の発行は中止された。

ウイルス封じ込めの責任は、政府から州当局に移管された。

 

連邦公衆衛生局(FOPH)と連邦ワクチン接種委員会(FCV)は、脆弱な人々に対して2023年の秋冬に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けることを推奨している。これには、65歳以上の人、持病やダウン症のある16歳以上の人、持病のある妊娠中の人が含まれる。

理想的には、ワクチン接種は2023年10月中旬から12月の間に実施されるべきで、利用可能な接種については、各州から個別に通知される。

 

以上、2024年1月15日の記事の抄訳

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パンデミック中は、スイス以外の国々でも、レストランやスポーツ施設、劇場などに入るにも、いわゆるワクチンパスポートの提示が求められ、私的な集まりの規模も制限された。

「ただの風邪やインフルエンザ」では、そのようなことがあっただろうか?

コロナは、ただの風邪だ、インフルエンザだ、実体が無いという説は、そのような都合の良い前提からして、意図的に歪曲されている。

 

参考

ライノウイルス:鼻風邪や上気道炎などの原因ウイルスの一種。正式名称「ヒトライノウイルス」略して「HRV」。

RSウイルス:呼吸器感染症の原因ウイルスの一種。何度も感染と発病を繰り返し、生後1歳までに半数以上が、2歳までに約100%の乳幼児が感染する。9月頃~初春まで続くとされてきたが、近年では夏から流行が始まるようになってきている。
非常に感染力が強く、幼稚園や保育園などの施設内感染に要注意。
重篤な合併症として、無呼吸発作、急性脳症等がある。
潜伏期間は、2~8日。咳の悪化や喘鳴、呼吸困難に要注意。