メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

フェイクニュースに引き寄せられ、餌食になる人々

Fake news Thiago Lucas  Brazil

 

日本で反ワクチン情報を作りまくっている男がいる。

彼は、日本における反ワクチン情報発信の大元の一人として活動している。

しかし彼の母親も、妻も、子供達も、コロナワクチンの接種を受けている。

つまり、反ワクチン派の大ボスとも言うべき男の家族は、彼を信じていない。

彼は、家族の一人すら説得できないジャーナリストということになる。

 

しかし、彼とは縁もゆかりも無い人達が、彼の情報のとりこになって、せっせと拡散する役目を引き受けている。


彼をよく知る人の話では、彼は取材ということをしない。
つまり、裏取りをしないという。

要するに彼は事実を知るのが怖いのだという。
そこで、たとえばQアノン情報を元に、頭の中で、せっせと練り上げているという。

 

短絡的ということだろうか?
だから、足で調べて回るのが嫌いな短絡的な人とは抜群に相性が良いらしい。

日本における反ワクチン派のボス的存在でありながら、家族の一人さえ説得できない非力な現実がある。

 

彼の写真を見ると、歯の全体が極めて悪い。
彼より10歳、20歳上の高齢者だって、あれほどひどい歯の人は、日本では珍しい。

つまり、健康医学の正しい知識と実践が伴わず、怠惰なのではないかと思われる。


両側に若い女性をぴったりとはべらせ、両腕で二人を抱き寄せている往年の写真もある。情報の餌食になる人達がいればこその贅沢なのだろう。


世の中には、こうしたジャーナリストもいれば、その情報を真に受ける大勢の人もいるが、家族は本当のことを、裏側を知っているということなのだろう。

だから家族全員が、反ワクチンの彼とは離れて暮らし、彼は一人暮らしらしい。

 

元々、彼は従軍慰安婦問題で、日本を貶める情報を世界に向け、せっせと発信し、中国の工作員という説があったほど、中国人女性と緊密に付き合っていた。

そうした背景の人が流す情報を鵜呑みにし、それで自分は愛国者だと思っている人もいるほど、世は混乱の様相を示している。