メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

Qアノンに変身した急進左派の活動家、コロナで死亡:米

Qアノンに脅され続けたキリスト教の病院。

 

「左のトランプ」と呼ばれる急進的な社会主義者バーニー・サンダース上院議員、その熱烈な支持者だった女性ヴェロニカ・ウォルスキーは、シカゴの高速道をまたぐ陸橋を「人民橋」と名付け、そこに横断幕を掲げ、バーニー・サンダースを称賛し、「トランプは間抜けだ」と叫んでいた。


しかし、その活動家が、なぜか、Qアノンに入り込み、トランプ支持者に変身した。
そして、熱烈に反ワクチン、イベルメクチン支持を煽っていた。


彼女がコロナに感染した時、イベルメクチンを5日間飲んで症状が改善したと言って「人民橋」に行き、元気をアッピールした。
しかし、じきに症状が悪化し、彼女はシカゴのアミタ復活病院というカトリックの病院に入院した。


合併症状が悪化すると、彼女は病院にイベルメクチンでの治療を要求した。

しかし、新型コロナへの使用が未承認なので、病院側は拒絶した。

Qアノンの仲間達も、彼女へのイベルメクチン投与を要求し、救急車と医者を用意するから即座に退院させよと迫った。

病院に電話やメールを何百回となく送りつけて業務を妨害し、病院の外からマイクで怒鳴る日が続いた。

 

Qアノンの弁護士によれば、彼女にはイベルメクチンを試す法的権利があると言う。

これは、医療の専制政治、大量虐殺であり。人道に対する罪は許されないと言う。

「彼女にイベルメクチンを投与しなければ、殺人罪に問われる」と脅した。

そして、ヴェロニカ・ウォルスキーの為に祈るよう呼びかけた。

 

彼女から委任状を受け取ったとして、ネットの動画でも騒ぎ立て、彼女の健康診断をさせるよう彼等は要求し、警察を呼んだ。

 

病院側はQアノンの要求を許可できない旨、警官達に伝えたが、感染病棟に外部の者を入れられないほど、そして退院させられないほど、彼女の病状は深刻だったようだ。

結局、彼女は肺炎で亡くなった(64)が、Qアノンは、病院が彼女を殺害したと主張し、職員達を殺人罪で訴えると騒ぎ続けた。

そして、病院を絶滅収容所呼ばわりした。

 

彼女を支持した人の中には、ドナルド・トランプ元大統領の国家安全保障担当補佐官だったマイケル・フリン氏や、トランプ氏の裁判で起用された弁護士のL・リン・ウッド氏もいた。

フリン氏はテレグラムで彼女を「最高の愛国者であり、我々が従事している戦闘現場における真実の花」と評した。

ウッド氏はテレグラムに投稿したビデオで、「彼女を退院させなければ、殺人罪で有罪になるだろう」と言っていた。

彼は彼女が「医療の圧政」の虜になったと述べ、彼女の大義のための戦争に加わるよう呼びかけた。

同病院は、医師らが「新型コロナウイルス感染症の治療において、FDAアメリカ食品医薬品局)とCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の完全な指導」に従っていると述べた。

 

ジョー・バイデン米大統領は、死者数の急増とワクチン接種を受けていない人々の頑固な抵抗を受けて、約1億人の米国人に対する新たなワクチンの全面的な接種義務を命じた。

「私達は我慢してきた。しかし、私達の忍耐は限界に達しており、あなたの拒否は私達全員を犠牲にした」とバイデンは演説した。同氏は、ワクチン接種を受けていない少数派は「多大な損害を引き起こす可能性があり、実際にそうなっている」と付け加えた。

 

 

Veronica Wolski: A medical freedom horror story  rumble.com
ヴェロニカ・ウォルスキー:医療の自由の怖い話

 

Veronica Wolski  AnonUp.com
コロナワクチンを廃止せよ  「人民橋」に掲げた横断幕
ヴェロニカ・ウォルスキー

 

Veronica Wolski: A medical freedom horror story. qnotables.com
ヴェロニカ・ウォルスキー(64):医療の自由の怖い話

 

2年前に読んだ複数の記事からご紹介しました。

日本では、似たようなことが、これから起きても不思議無いことです。

 

いわゆるトランプ支持者達は、騒動で病院や周囲に迷惑をかけ続けました。そして、コロナ最前線で戦う医療従事者達に感謝するどころか、恫喝し、顰蹙を買い、ひいてはドナルド・トランプの評判を落とす結果になっています。

 

バーニー・サンダースは、トランプ再選阻止のためなら、どんなことでもすると宣言していました。それは、これと関連あるのでしょうか?

 

表面では熱心な支持者に見えても、すり寄って来て、足を引っ張る役を果たしています。それを見抜けず、特定集団に媚びて同調したトランプ氏は、唖然とするほど脇が甘いと言わざるをえません。

 

そうした抜き差しならぬ戦いが、世を殺伐とさせ、混乱と疲弊に陥れているのではないでしょうか?

 

www.vice.com