感動的、感無量で、私にとって、見る度に涙がこぼれる結婚式です。
この母親賛歌は、国境を越え、宗教を超えて歌われています。
歌詞は、地域や国によって多少違います。
「私の母」
水の流れに耳を澄ますと、あなたの声が聞こえます
緑豊かな森の木の葉が、あなたの名をささやきます
私の母、私の母、私の美しい母
あなたは、私の世界を美しくします
あなたは、幸せを与えてくれました
あなたは、私との世界を選びました
私の美しい母、私の母、母・・・・
あなたの慈悲が、私に真実を指し示します
あなたの内なる美しさが、世界を元気にします
ホイラ ホイラ ホイラ ・・・
星々の中に、あなたが見えます
私達の平原に、あなたが見えます
私はいつも、あなたの懐の中にいます
あなたは、私を見守っています
チェルケス人(アディゲ)の結婚式。
息子は、アコーディオン奏者として、いつも他人の結婚式で演奏してきましたが、ようやく自分の結婚式が訪れました。
自分の結婚式でも演奏していますが、この場面では、他の人達が演奏しています。
息子の結婚を祝い、一緒に踊る母親。
母親冥利に尽きる至福の時でしょう。
何と優雅で、ほのぼのとした結婚式でしょう。
父親は、周りの参列者の中に立って、感無量の面持ちで見守っています。
花嫁は、周囲の最前列で、立って見守っています。
チェルケス人の伝統によると、花嫁は結婚式の1時間前でも結婚を解消でき、それによって女性の誇りは保たれます。
女性や老人を大切にし、家庭や仲間のみならず、地域社会を大切にするチェルケスの人々。
世界各地に難民として離散したとはいえ、大国ロシアの侵略と101年も戦った勇敢な小国の民として行く先々で一目置かれ、信頼されてきた実績ある民族。
場所は、ロシア、北西コーカサスのレストラン。
Джэгу къафэ Анэм и гъусэу ( танец с мамой). Черим Нахушев-Нанэ