メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

予防接種は、なぜ必要か

防衛医科大学校 小児科講座教授 野々山恵章先生

 

自然感染の方が予防接種より強い免疫が出来ると信じている人がいる。これは間違いである。自然感染より予防接種の方が強い免疫を誘導できる場合もある(結合型肺炎球菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン:通称子宮頸がんワクチン など)。

 

自然感染は重症化、遷延化(長期化)、持続感染を起こす。発症者は、他人への感染源になる。自分にも良くなく、他人にも悪さをする。自然感染は決して起こしてはならない。

 

小児は免疫が未発達であり、感染防御能が低い。予防接種により、小児に十分な感染防御能を付けることができ、子ども達を守ることができる。

 

特集 「予防接種はなぜ必要か、なぜ必要か。」

 

 

私のサイトでは、反ワクチン派の人達を説得すること、変えることは目指しておりません。人は、言葉、知識でなく、あくまでも自身が体験しないと気付かないこと、解らないことがあると思うからです。

 

それに、他人様の強固な信念を変える気も、その時間も余力も、後期高齢者の私にはありません。

雨あられのような誤情報、歪曲情報の中で戸惑う人達に、こうした見解もありますよと、提示するのが精一杯です。

 

反ワクチン派は、誰が何を言おうと彼等の道を行き、体験を通して物事の是非、正誤を学ぶことでしょう。

 

勿論、気付いた時は遅いということは、誰しもありますが、それも、他者の教訓として生かされることでしょう。