タス・共同
統一、統合と見せ掛けて、実は隣人同士を分断し、社会、国家を分断して支配を目論むのは、怪しい宗教家も怪しい政治家も同じ傾向が見られます。
そうした中にあっても、健気に生きる人達。
真面目なロシア人記者は、まさに命懸けです。
プーチン政権による凄惨な言論弾圧、迫害の中にあって、言論の自由を尊重し、ロシアの良心を代表する新聞、ノーバヤ・ガゼータ。そのムラトフ編集長は、受賞したノーベル平和賞のメダルを競売にかけ、その収入を、ウクライナ避難民のために使うと宣言しました。
そのことで、プーチン政権がらみとおぼしき暴漢に、化学物質の入った塗料を頭からかけられました。
ニューヨークでの競売で、メダルは1億350万ドル(約140億円)で落札され、落札者は不明ですが、共同落札者と言われています。収益は全額、ユニセフ(国連児童基金)を通じ、ロシアによる侵攻の被害者であるウクライナ難民の子どもたちの支援にあてられます。
ニューヨークでの競売に参加したあと、迫害が待っているロシアに彼は戻り、その勇気に世界の人々は、あらためて驚いています。
彼とともに働いた女性記者は、アメリカに亡命し、そこで・・・
【ウクライナ侵攻2年】アメリカ亡命のロシア人記者が語る「苦悩」と「決意」
コメント集
ロシア出身のまともな人は大変…
日本国内でも、街頭で侵攻反対の活動をしているロシア人がいるが
麻布台のロシア大使館の連中が来て、誰が参加しているかチェックしているとのこと。
奴らには外国だろうが関係ないらしい。仕事の一環。
(このウクライナ避難民は)クリミアタタール人だね。名前でわかった。きっとクリミアから逃げてきたのになぁ……辛すぎ
『ノーヴァヤ・ガゼータ』(ロシア語: Новая газета、ラテン文字転写: Novaya gazeta、英語で「New Gazette」、日本語で「新しい 新聞」の意)。
この新聞社は、元大統領のミハイル・ゴルバチョフがノーベル平和賞の賞金を基に1993年に創設した。
ウラジーミル・プーチン政権に対する批判的論陣で知られる。これまで、記者や寄稿者ら6人殺害されている。脅迫を受けたり襲われた者もいる。
2021年10月8日、創刊に携わり24年間にわたって編集長を務めているドミトリー・ムラトフがノーベル平和賞を受賞した。
ムラトフは受賞について「間違いなくノーヴァヤ・ガゼータ編集部が受賞したのであり、とりわけ亡くなった6人の記者が受賞したのだ」とコメントした。
ロシアによるウクライナ侵攻に対しては反対を呼びかける論陣を張り、ムラトフ自身もノーベル平和賞のメダルをオークションで売却し、ウクライナの避難民を支援する意向を表明。(それにより、彼は暴漢に襲われた)
一方でロシア政府は報道規制を強化し、当局は3月28日に2回目の警告を与えたことで裁判所に登録廃止を申請することが可能となった。ノーヴァヤ・ガゼータは同日中に業務の一時停止を表明し、軍事作戦が終了するまではウェブ上の記事も含めて新聞の発行を見合わせると発表した。
亡命した記者らは、新たに『ノーヴァヤ・ガゼータ・ヨーロッパ』を(ラトビア共和国の首都)リガで立ち上げ、YouTubeやSNSを使ってロシアのニュースを報じていく方針を表明した。
編集長に就任したキリル・マルティノフ(ロシア語版)はノーヴァヤ・ガゼータ副編集長を務めるが、あくまでも独立したプロジェクトであり、ノーヴァヤ・ガゼータの支社ではないとした。なお、ラトビア語版の立ち上げも検討している。
帝国主義的な価値観を持っていないこと、訪れた場所でロシア語が使われることを期待しているわけではないことを地元の人々に理解して欲しいからであるという。
このほか7月15日には元スタッフが『ノーヴァヤ・ラスカズ=ガゼータ』を創刊したが、7月24日には連邦通信・情報技術・マスコミ分野監督庁がサイトへの接続を遮断したため、サイトは7日間と9時間ほど存続しただけでアクセスできなくなった。
9月5日、モスクワの裁判所はノーヴァヤ・ガゼータの紙の発行に必要な登録を無効とした。
(現在、ロシアで、その新聞社は閉鎖中)