メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

ガーディアン紙の秀逸な2つの記事

去る12月31日、英国ガーディアン紙に、とても読み応えのある記事が2つ掲載されていました。一般の日本人にも、日本のメディアにも政治家にも、大いに関係ある内容です。

 

1つは、トランプ大統領の時に彼の下で働いた女性3人が、トランプ再選に対し警告を発したこと。

彼の再選を恐れ、トランプ氏の「ほとんどカルト的な支持者達」を恐れていることを、率直に表明しています。

生命のリスクを伴う、彼女達の勇気ある発言は、注目に値します。

 

もう1つは、元米国労働長官で、カリフォルニア大学バークレー校の公共政策教授であるロバート・ライヒ氏が、米国のマスコミや、バイデン、トランプ両氏に関し、見落とされていることを書いた記事です。

 

「私は民主主義とガーディアン紙を支持します」というタイトルです。

英国ガーディアン紙の姿勢を米国人の彼が高く評価し支持する理由、そして米国のマスコミに見られる典型的な死角や傾向について書かれています。それは日本のマスコミにも適用する内容でしょう。

 

共和党の良いところは沢山ありますが、Qアノンに振り回されて混乱と不信と分断に拍車をかける勢いを足元から制御できないようでは、政権担当の資格が疑わしいでしょう。

 

マスクや規制を侮り、新型コロナウイルスを軽視したことによる100万人以上のコロナ死、その責任を負わず、悔い改めをせず、ワクチンやマスクや規制等に責任転嫁して済ます風潮を足元から制御できないようでは、本末転倒の挽回にもなりません。

 

ロバート・ライヒ氏が指摘する米国の問題点は、日本にとっても、決して他人事ではありません。

 

新年早々、日本でも災難続きですが、油断大敵、本年もどうぞ、よろしくお願い致します。

 

Former aides warn of ‘running out of time’ to prevent Trump re-election | US elections 2024 | The Guardian

www.theguardian.com

 

Mainstream media is playing into Trump’s neo-fascist hands. I’m sticking with democracy and the Guardian | Robert Reich | The Guardian

www-theguardian-com.translate.goog