ソ連の力を借りてイラン革命を実現し、自由な気風を御法度とする絶大な権力機構を創出してしまったことに、イランの民衆は深く複雑な思いを抱いています。
長年の王朝時代より、遙かに強大で支配的、干渉がましい権力機構ですから。
ロシアや北朝鮮の支援を受ける戦闘的なテロ組織ハマスと、それを支援するイラン政府に、イランの民衆が辟易しても、不思議は無いでしょう。
元々イランは、東西文化が交流する自由な気風の中でペルシャ文明を築いた、寛大で国際色豊かな風土です。
彼等の郷愁たるや、切実なものがあるでしょう。