我々中露は米国が先導する世界秩序に反対を共有した。
ロシアはトランプによる制裁の痛手を負っている(クリミア侵攻のツケ)。
中国はトランプによる関税の痛手を負っている(ルール違反のツケ)。
反ワクチン派の典型的な世界構想と現実の相違
トランプ、プーチン、習近平の三者が世界秩序を根底から刷新するといった構想を、反ワクチン派は振りまいていないだろうか?
しかし、トランプは彼等にとって見せ掛けの飾りに過ぎない。
実際は、プーチンと習近平の二人に彼等の夢は託されていることになる。
なぜなら、トランプが必要あって全力を挙げて急がせたワクチンを、彼等は憎悪し、早過ぎるといって拒絶している。トランプがコロナワクチンの接種を夫婦で繰り返し受け、人々にも打つよう促した時、Qアノン達はブーイングをトランプに浴びせた。
そこに彼等の本音が露わになっている。
トランプの言う通りにしてみようじゃないかと仲間達を説得する者は、そこに一人も居なかった。
トランプを持ち上げ、従うと見せ掛けて従わず、プーチンと習近平のプロパガンダにのみ従う結果になっていないだろうか?
コロナワクチンの接種に関与した医療従事者達、自治体や政府関係者達は、大量殺人罪だ処刑だと彼等は言う。
ならば、国家資金を投入して「毒ワクチン」製造を促したリーダーのトランプこそが、最大の犯罪者ということになる。
そうでなくても、トランプは中露に憎まれている。
中露は、トランプに対し怒り狂っている。
中露に共通する関心と利益は、何だろう?
中国共産党中央委員会が想い描く、中露による地球新秩序。
そこにトランプの姿は無い。
トランプの名声を利用こそすれ、結局のところ邪魔者でしかないようだ。
中国経済はガタガタで、バラ色の構想に中国共産党内部から批判が出ている。そもそも2枚目の絵は、夢のような安易な構想への疑問として使われている。
しかし日本には、華やかな言葉をちりばめて、こうした世界展開を夢見ている人達がいるのではないだろうか?
自己矛盾を自己矛盾と思わず、偽善を偽善と思わず、ダブルスタンダードをダブルスタンダードと思わず、無責任を無責任と思わず、統合性の欠落を欠落と思わないまま猪突猛進するカルト集団と、どこか似た不気味な動向が、そこにないだろうか?