かつてHPVワクチンに猛反対し、世界の反ワクチン運動にまで多大な影響を与えたと言われる朝日新聞。
その男性編集委員が、中咽頭癌で首を25cmも切開する手術を受けました。
がんの原因は、彼の場合、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が濃厚とのこと。
彼が個人的な闘病を敢えて公開したのは、HPV感染が世界的に問題になっており、米国では、同じウイルスによる子宮頸がんよりも中咽頭癌の方が多く、日本でも急増し、決して女性だけの問題ではないこともあります。
また、かつて朝日新聞や統一教会等が猛反対したHPVワクチンですが、今や海外では40カ国以上で、HPVワクチンの男子への接種が公費で行われている現実もあります。
しかし日本では、女子への接種だけが何とか推奨されており、それも先進国中、極めて最低の接種率。
このデータの後、「9価HPVワクチン」に関し、日本も2023年4月1日から無料接種の対象に加わりました。従来は3回接種が必要でしたが、接種回数が2回に変更されました。
なお、朝日新聞編集員の記事の一部を下記で読めます。
とても謙虚で、真面目な内容です。
氏の勇気ある発表と問題提起に感謝します。