メイの記録 Ⅱ

情報戦サバイバル

 6歳でポリオに感染し、生き抜いた74歳が「コロナ時代に語ること」

ガーディアン紙(英国)の貴重な取材記事、長年の壮絶な体験、生き証人の見解。

 

反ワクチン派が近年、台頭しているのは、ワクチンが多くの致命的な病気を根絶することに成功したからこそだとオシンスキーは考える。「こうした病がどれほど恐ろしいものだったかという証をワクチンは、消し去ってしまったのです」と彼は言う。
 
ポリオの教訓──そして私たちが自分たちの脆弱さに直面しつつも、生き延びることができたたびに考えるべき教訓とは何か。それは、私たちはときどき「思い出す」必要がある、ということである。

クーリエ

 

ポリオウイルス騒動の時も、ワクチンの副作用が問題になったが、結局のところ、国際協力によるワクチン普及が流行鎮圧の決定打となった。

国民の協力により、ようやくポリオ絶滅宣言を出すことができた米国でも、反ワクチン運動の隆盛とともに、昨年、10年ぶりに米国住民からポリオ患者が発生し、若い成人男性に麻痺症状が出ている。

 

courrier.jp